京都子育て支援サイトちゃいるす

すべてのこどもたちの健康のために
    文字サイズ  

どのように貯めたらいいの?  福一 由紀

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの福一由紀です。子育てのお金についてのコラム、今回は4回目となりました。前回までの内容は、高校までの教育費は家計のやりくりできる範囲におさえて、大学進学費用をメインに貯めておきましょう、出来れば奨学金を利用せずに大学進学をしたいですねといったものでした。大学費用としての目標貯蓄額は、200万円~300万円と試算もしました。では、どのように貯めたらいいの?ということを一緒に考えてみましょう。

 

■基本は天引き、積立

教育費だけではなく、長期間でまとまったお金を貯めるコツは、毎月の給与から強制的に天引きなどをして貯めること。毎月コツコツと知らない間に貯まっているのが理想です。ボーナスで貯めようと思っても、ボーナスの金額は変動しますし支給されない時があるかもしれません。また、生活の中で特別な出費にあてざるを得ない時もあるでしょう。

 

大学進学費用などの「いつまでに」「いくら」必要と決まっているものは、ボーナスなどの特別なお金ではなく、毎月のいつものお金で準備することが大切です。では、毎月どのように貯めればいいのでしょう?

 

■財形貯蓄、定期預金で強制積立を目安は月1万円以上

給与天引きの貯蓄となると、財形貯蓄か定期預金積立が一般的でしょうか。会社員で会社が財形貯蓄制度を導入していれば、財形貯蓄が有利です。毎月の給与から積立貯蓄ができます。メリットは簡単に引き出せないこと。また、給与振込の銀行預金で積立定期預金というのもいいでしょう。総合口座内で積立を行うと、普通口座の残高がゼロになった場合に定期預金から補てんされますのでご注意を。

 

例えば、0歳から18歳まで毎月1万円を積み立てたとすると、元金だけで216万円。これに利子がつきますが、予定通りにお金が貯まっているかを自分で管理しないといけません。この残高管理が難しいという方は、次に紹介する保険による貯蓄がおすすめです。

 

 

■子ども保険 元本割れは?保障はいる?で選ぶ

「教育費は子ども保険や学資保険で」と考えて実行している人は多いです。毎月保険料を支払い、18歳など決められた年齢時に満期保険金を受け取るというものです。保険によっては、中学や高校入学時などにお祝い金が出たり、子どもの医療保険がついていたり、親が万が一の時の育英金が出たりなど色々な種類があります。

 

この子ども保険の良い所は、強制的に保険料を納め、簡単にはお金を引き出せないこと。お金の管理が得意でない方におすすめです。

ただし契約時には、ムダな保障はついていないか、払い込む保険料総額と受け取れる保険金の金額の差はどれくらいか(元本割れは避けたい)はチェックしておきましょう。

 

■低解約返戻金型保険

最近、教育費の積立にも使えると人気の生命保険があります。「低解約返戻金型保険」というもので、保険料を払っている間の解約返戻金を少なくする代わりに保険料が割安に設定されています。父親が保険に加入し、子どもの教育費が必要になる時期を保険料支払い期間の後に設定しておけば、期間終了後に解約して返戻金を教育費として使えます(保険会社によりますが、かなりいい率で戻ってくることが多いです)。それまでに父親に万が一のことがあっても、死亡保険金が受け取れます。

 

ただし、保険料支払い期間に解約をすると、戻ってくるお金はとても少ないものになります。絶対にこの期間は解約しないと言い切れる方にはおすすめの方法です。

 

■投資信託積立で積極的運用も

18年という長期間での資産形成と考えると、積極的に運用するという方法もあります。例えば、毎年12万円を積み立て、年利2%で複利運用したとすると、18年間で約257万円になります。もう少し高い利率で運用できれば更に増えることになります。

 

最近ではネット証券を中心に、積立投信ができるようになりました。月1000円から投資信託が積立で購入できます。手数料が安くリスクの低いものを選び、分散投資をするといいでしょう。自分達の老後資金も含めて、積極的に運用を始めたいという人には、教育費の一部でも投資で貯め始めれば、投資デビューができますね。ただし、投資は元本保証ではありませんから、くれぐれも余剰資金で慎重に。

 

いかがでしたか?教育費を貯める方法はいくつかあります。自分たちに一番あった方法を見つけて、1か月でも早く準備をしてください。教育費だけは「あと1年待って……」なんて言葉はつかえませんよ。

 

プロフィール

fukuichi2
福一  由紀  ファイナンシャルプランナー

 

大学卒業後エンジニアとして勤める。子育てをしていく上でお金の知識が必要と実感しFP資格を取得。2005年5月に関西の女性FPと「マネーラボ関西」を設立。等身大のマネー情報をわかりやすく」をモットーに執筆、セミナー、コンサルティングを行っている。テレビではNHK大阪「ぐるっと関西おひるまえ」に出演。

特に、女性の働き方やそのお金事情について雑誌などの取材を受けることが多く、「ママのための再就職セミナー」なども多数行っている。

 

■マネーラボ関西 代表   http://www.money-lab.jp/

■ブログ:女性FP 福一由紀 の「つれづれなるままに」   http://yuki-fp.sblo.jp/

 


ご意見はこちら
ご意見箱 トップに戻る