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「情報銀行」が「今風の銀行」になる日 黒田知宏

 

さて、「ちゃいるす」は「情報銀行」ですというお話をしてきました。でも、実はまだ「ちゃいるす」は、今私たちが知っている「銀行」になりきっていません。

さて、皆さんは銀行口座をどう使われておいでですか?
多くの方は給与を振り込んでもらって、水道・ガス・電気・電話料金を引き落としてもらっておられませんか?
もらっているので、私たちはお金を運ぶ労力も危険も避けることが出来ます。会社からお金を抱えて家に帰る(途中でお酒を飲んでどこかに忘れてくる)ことも、水道屋さんにお金を持っていく必要もありません。

いま皆さんには、「ちゃいるす」のデータ登録を自分でやっていただいています。これは、丁度銀行の窓口に給与袋を持ち込み入金するのと同じです。同じように、母子手帳を忘れた時など、入力したお子さんのデータを医師に伝えるときも、銀行の窓口でお金を出して持っていくのと同じです。「ちゃいるす」はまだまだ昔の銀行のまんまです。

診察に行ったときの記録が、自宅で体重計や体温計で測ったデータが、自動的に情報銀行の口座に振り込まれたら?
手間も減りますし、登録間違いもどんどんなくなります。逆に登録したデータを予め指定した保健師さんや看護師さんに引き落としてもらえれば?
相談ももっとスムーズになるかも知れません。今の銀行と同じように、自動振り込み、自動引き落としが出来れば、受けられるサービスの幅がぐっと広がるはずです。

ここまで読んで頂いた方は、「今すぐでも出来るんじゃないの?」と思われるでしょう。そうです、技術的にはすぐにでもはじめられます。でも、振込や引き落としをする人もちゃんとそれようの仕組みを持たないといけません。それにはまだもう少し時間がかかります。

進歩した技術が社会の隅々まで広がり、データの自動振り込みや自動引き落としが安全に行われる。そんな未来を目指して、私たちコンピュータ技術者は今も研究開発を進めています。

情報銀行黒田

 

 

 

 

 

プロフィール

 

黒田 知宏(くろだ ともひろ)     

    

■経 歴

京都市育ち。京大工学部 94年 卒、奈良先端大情報 98年 修了。

現在京大病院医療情報企画部長・教授。病院のパソコン屋さんとして、日々電子カルテと格闘中。

 

 

 


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