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お金のしつけは早い時期から  福一 由紀

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これまで、子育てや教育にかかるお金についてご紹介してきました。今回は少し視点を変えて、子どもへの「金銭教育」を考えてみたいと思います。金銭教育とは、子ども自身がしっかりとした金銭感覚をもち、将来に借金などのお金の問題で困らないように正しいお金の使い方を知ってもらおうというものです。

 

幼児期では金銭教育というのは少し堅苦しいので、今回はお金に関するしつけということで話を進めていきますね。

 

■「買って!」のおねだりから始めよう

子どもがお菓子売り場やおもちゃ売り場で「買って!」と駄々をこねている姿をよくみます。私の子どもも床に寝転んで泣いて騒いだこともあります。実はあの時、私自身がどのようにしてその場を切り抜けたかをよく覚えていません。お恥ずかしい限りですが、今からふりかえると、あの場面が大切だったのだな……と思います。

 

このような事態で、子どもに冷静に話すなんてことは現実には難しいでしょう。簡単に要求が通るわけではないと教えたいと我慢比べをしようにも、時間や場所などで強行するには難しい場合もありますよね。仕方なく子どもの要求をのむこともあると思います。その時に、きちんと親の思いを伝えることが大切。もちろん、その場では無理でも後からきちんと説明すればいいですね。

 

 

■「限りがある」「なくなる」「困る」を教えたい

駄々をこねて自分の要求を通したいという子どもに教えたいお金の鉄則は「限りがある」「なくなる」「困る」の3つです。

仕方がなく子どもの要求通りにお菓子をかったとしても「お母さんは3000円しか持っていない。これを買ったら、もうこれ以上はお買物ができない」と使えるお金に限りがあることを教えたいですね。

 

そして可能であれば、それ以降の買物をストップします。「お金がなくなるからもう買えない」と、お金がなくなったら何も買えないということを伝えたいところ。

 

最後に、家に戻り冷静になった子どもに対して、「今日のご飯はこれにデザートがつくはずだったけど、あのお菓子をかったから買えなかったわ。寂しいね……」というように、お金がなくて困ったということを言ってみましょう。お金には限りがあり、なくなると困るというのが少しでも理解できるといいですね。

 

 

■お小遣いを渡すのも手

数字の概念がわかるようになれば、お小遣いを渡すのもいいでしょう。その金額の中で欲しいものを買わせるのです。一回の買物に100円でもいいでしょうし、1か月300円などでもいいですね。

 

自分の財布から物を買える喜びと同時に、欲しい物を見極める力がつくでしょう。高額なものが欲しくなったら、計画的に貯めることもできるかもしれませんね。

 

 

■今の欲しいをふりかえらせるのが手

大人でも衝動買いはあるものです。後からどうしてこんな買い物をしたんだろうと反省をしますよね。子どもにもその機会を与えるのも大切ですよ。

 

駄々をこねて買ったお菓子やそのおまけなどが大切に使われなくて放置されていたら、「これはこの前、とっても欲しくて買ったものだったね。」とちょっと声をかけてみるのです。小さい年齢のお子さんには難しいかもしれませんが、このような親の態度や考え方が少しずつでも伝わるといいですね。

 

幼児期のお金のしつけについてご紹介しました。子どもにとって、一番の先生は親です。親のお金の使い方を見ていますよ。次回は、親のお金の使い方(子どもから見た)をご紹介したいと思います。

 

 

プロフィール

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福一  由紀  ファイナンシャルプランナー

 

大学卒業後エンジニアとして勤める。子育てをしていく上でお金の知識が必要と実感しFP資格を取得。2005年5月に関西の女性FPと「マネーラボ関西」を設立。等身大のマネー情報をわかりやすく」をモットーに執筆、セミナー、コンサルティングを行っている。テレビではNHK大阪「ぐるっと関西おひるまえ」に出演。

特に、女性の働き方やそのお金事情について雑誌などの取材を受けることが多く、「ママのための再就職セミナー」なども多数行っている。

 

■マネーラボ関西 代表   http://www.money-lab.jp/

■ブログ:女性FP 福一由紀 の「つれづれなるままに」   http://yuki-fp.sblo.jp/

 


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