京都子育て支援サイトちゃいるす

すべてのこどもたちの健康のために
    文字サイズ  

「熱性けいれんを起こした時に気をつけること」千代延 友裕

akachan_hikitsuke_keiren
こどもの脳は熱に敏感で、かぜなどの通常の発熱でけいれんを起こすことがあり、これを「熱性けいれん」といいます。熱性けいれんを経験する子は日本では約8%というデータがあり、非常にありふれたものであることがわかります。また、そのうち約1/3のこどもは熱性けいれんを反復するようです。

 

わが子が目の前でけいれんしたら動転するのが当たり前ですが、通常の熱性けいれんで後遺症を残すことも、ましてや死亡することもまずありません。落ち着いて対応することが何より大切です。けいれんの多くは数分以内におさまりますので、衣服を緩めて呼吸をしやすくしてください。また、嘔吐を伴うことがあるので、のどにつめないように体を横向きに寝かせてあげてください。けいれんの持続時間を計り、発作の様子をよく観察することも重要です。10分以上続くけいれん、けいれん後に意識障害が続く場合、けいれんに左右差が著しい場合、生後6ヶ月未満の乳児などは、単なる熱性けいれんではなく、脳炎や髄膜炎の可能性もありますので、早期に医療機関を受診していただく必要があります。

 

熱性けいれんをたびたび繰り返す子も時々見受けられますが、そのような子には発熱時にけいれん予防の座薬をあらかじめ投与する方法もありますので、かかりつけ医にご相談ください。

 

プロフィール

 

千代延 友裕
京都府立医科大学小児科学教室 助教


ご意見はこちら
ご意見箱 トップに戻る